モーターショーのバイトで風邪が悪化した。

体力つけるため仕事始めたのに
結局は体力なんてついてない。その上、毎回風邪を引く。



朝、家の近くの病院へ行く。

もう授業どころではない。
金曜はこれで2回休んでるが、まぁなんとかなるだろう。

薬を5種類出してもらった。そんなに悪いのね、私の風邪…




帰り道、脇にある小道を見つけた。

予想が正しければ、ここはおじいちゃんとよく遊んだ小道だ。


小さい頃からおじいちゃん子だった私は

おじいちゃんの亡くなる小2の秋までいつもここでどんぐりを拾っていた。



自転車を降りて、その道を独りで歩く。

今でもどんぐりなんて落ちてるのかな…
大体こんな都会にどんぐりなんてあるのかな…
私が抱いていたのはただの幻想なんじゃないかな…




ふと前を見ると
どんぐりがこっちを見ていた。


自転車を投げて、そのどんぐりを拾った。



また奥にも
キラリと光る茶色の宝石。



私はあの頃と同じように無我夢中で拾い続けた。

変わった事はおじいちゃんが隣にいないことだけだ。



帰ってきて、まず一番に
おじいちゃんの仏壇の前でどんぐりを広げた。

「おじいちゃん、どんぐりいっぱいあったよ」

そう言った途端、止め処なく涙は流れた。



どんなにどんぐりがいっぱい落ちてても

どんなに泣いても

もうおじいちゃんはいないんだ…



きゅぅさま、クラちゃま、あきたん

にゃりさま、向日葵猫さま、もぐたん、まいたんへメッセージあります。
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