私は恋愛依存体質だと思っていた。

でも結果的に全くそんなことない。
思えば自分から人を好きになったのはいつ以来だろうか。

…うん、15歳以来だ。




小さい頃から私は捻くれていて
人の欲しいものは欲しくなくなる子供だった。



おもちゃを親に強請ったのも
アッコちゃんのテクマクマヤコンだけ。

何度やっても何度やっても変身なんて出来なくて
「あぁ、所詮おもちゃなんだ」とものすごく落胆したものだ。

あれ以来、親におもちゃをねだったことはない。


おもちゃ屋の前でギャーギャー泣き喚いている同年代の子を
「バッカじゃなかろか」と思いながら通り過ぎた。

「あぁなったら親に嫌われてしまうかもしれない」という恐怖を抱きながら。





所属している吹奏楽団の演奏会へ行って来た。
仕事は受付嬢です。


その楽団には私を愛人にしたがっている男性がいて
ちょっと行くかどうか躊躇ったのだが、やはり行ってしまった。

だいたい妻子持ちなんて私は興味ない。


…でも旦那を取られるのは
奥さんにも非があるので、不倫には肯定的でもある。





私は決して可愛いほうではない。
贔屓目で見ても中くらいだと思う。

胸を張って自慢できるのは、顔以下脚までと頭だけだ。


それでも異様にモテるのは
「20代は飾るための彼女が欲しいけれど
 30代は中身のある彼女が欲しいからだよ」と36歳の男性に言われた。

…つまりはそういうことである。

私の良さが分かる人は精神的に自立した大人の男なのだ。
私自身も飾るための彼女になる気は無いので、丁度良いといったところである。



他人は私の瞳を褒めてくれる。

日本人の瞳というのは少々茶色いのだが、私は真っ黒。
そのドンヨリとした瞳に吸い込まれそうになるそうだ。

つまりブラックホール、と言ったところだろうか。

過去に重いものを持っている幸薄な女が男は好きなようだ。




演奏会の夜、楽団の彼から電話がかかってきた。

「そんなに私が好きなの?」
「だから、前から好きだって言ってるじゃん」
「いつから?」
「最初っから」


好きな人から「好き」と言われるのは苦しくて仕方ないから嫌いだ。
でもなんとも思ってない人に「好き」と言われるのは素直に嬉しい。




私は誰に愛されてもきっと幸せにはなれない。
私が愛して欲しい人はいつも私を愛してくれないから。

ならば、せめて沢山の愛が欲しい。
質より量だ。

だからチヤホヤされるのは気持ちが良い。




ゆぅさま、おーがいさま、りんちゃん、ヴァルちん、☆ミホ☆たん
 
どーるさま、モノクロームさま、にゃりさまへメッセージあります。
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