淘汰

2009年10月19日 日常
"淘汰"という言葉が好き。



義父とは9年間一緒に暮らしたが
その中で彼から教わった最初の言葉が
「くどい」だった。


転校して数日後(つまり一緒に住み始めて数日後)
学校について聞かれたので応えたら

父「お前の話はくどいわ」
私「くどいって何?」
父「気になるならば辞書で調べぇ」
と、いう感じで。

…だって、9歳だよ?!知らないよ!!
というか、9歳の子供が喋る事なんてくどくて当たり前だな。今考えると。



義父はとにかく冷たかった。

"いざという時"の義父、であって
"いざという時"以外は本当、どうしようもない人だった。
いや、今もいざって時以外はダメ男だと思う。



13歳の時、学校で初のリンチを喰らって
「告白断ったら『ブスのくせに生意気』ってそいつのこと好きな女にリンチをされたよ。」
と、義父に愚痴をこぼした。

父「そういう無意味な人間は淘汰されるさ」
私「淘汰ってなに?」
父「気になるならば辞書で調べぇ」



それから淘汰されるべき人間を
淘汰する側に廻りたいと思い始めた。



12年の月日を経ても、この言葉だけは忘れられない。

きっと、私も私以外の人も
自分以外から淘汰されたくないから必死なんだ。




↓以下、秘密日記にて↓

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